肥満から無呼吸症候群に。12kg減量で健康を取り戻した男性のお話

睡眠時無呼吸症候群をきっかけにダイエット、12kgの減量に成功し健康な体を手に入れた男性の話

読むだけでダイエットのモチベーション上がるシリーズ。今回は中年期にある50代男性のお話。肥満に多い病気「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、死への恐怖心から仕事も退職しダイエットに奮闘、結果12kgのダイエットに成功した本気のダイエッターさん。

過剰な肥満は健康に悪く、睡眠時無呼吸症候群だけではなく、コレステロールや血糖値などにも影響をきたしてきます。長年の過剰な摂取カロリーは体を徐々にむしばんでいるんですね。この方は一発奮起してダイエットにチャレンジし成功されたので、健康な体を取り戻し、おまけに自分への自信を手に入れ、楽しい毎日を送れているそう。

病気をきっかけにダイエットされ成功された投稿者さんから、同じ立場のひとへアドバイスをしてもらいました。肥満による健康被害が気になる方はぜひ一読いただきたいダイエット体験談です。

1. ・あなたの年齢、性別、職業を教えてください。

50歳、男性、無職

2. あなたの身長とダイエッビフォーアフターの体重を教えてください。合計何キロの減量に成功しましたか。

身長172cm ダイエット前87Kg ダイエット後75Kg 合計12Kgのダイエットに成功

3. ダイエットしようと思ったきっかけは?

48歳の時に重度の睡眠時無呼吸症候群と診断され、医師に「あなたのような人が10人いたら、10年後には統計的に4人亡くなります」と言われました。睡眠時無呼吸症候群を完全に治すには、まず10Kgを目標にダイエットすることを医師に指示されました。

4. その減量までにかかった期間は?

約1年間

5. 成功したダイエットの方法について、読んだひとが再現して同じダイエットができるよう、具体的な方法を教えてください。

「1日500円素材ダイエット」
タイトルの通り1日の食費を500円以下に抑えたダイエットです。「素材」とは勝手にネーミングしたのですが、加工されていない食品と言う意味です。基本、そのままか焼く煮る程度の簡単な調理で食べれるものです。そのまま食べる素材とは、野菜、くだもの、豆腐、納豆等、焼く煮るの簡単な素材としては、卵、肉類、魚類等です。「素材」ではないものの代表がハンバーガーやお弁当、菓子パン等が「素材」の範疇から外れます。

また「素材」でありながら例外的に「米」だけは抜かします。そば、そーめん、食パンやソーセージ等も厳密に言えば素材ではなく加工されたものですが、私は個人的に好きなので素材として含めました。規則正しく3食(間食厳禁)、合計金額500円の制限はつくものの、その範囲であればいくら食べてもいいという条件です。(調理の際の光熱費及びマヨネーズ、ドレッシング等、調味料は500円に含んでいません)「素材」の定義に曖昧な点がありますが、3食500円以下という制約があるため、あまり厳密にしなくても、雰囲気素材と判断できればOKです。私の主なメニューは、「リンゴ」「バナナ」「キャベツの千切り」「もやしの酢の物」「ブロッコリー」「カイワレ大根」「ゆでたまご」「目玉焼き」「トースト」「かけそば」「かけソーメン」「冷ややっこ」「納豆」「ジャガイモの塩煮」「ボイルしたソーセージ」等です。

6. 停滞期はありましたか?あればいつ、どれくらいの期間、どのような停滞期だったか具体的に教えてください。(2か月目以降は体重が減りにくくなった、突然食欲をコントロール出来なくなった等)

最初の1ヵ月は急激に5Kg程減りますが、それ以降は徐々に1Kg弱づつ落ちていきます。

7. そのダイエットで一番辛かったことは何ですか?それを乗り越えた秘訣とともに教えてください。

やはり 辛いのは米を抜くことです。元々ご飯好きだったこともあり当初はかなりストレスがありました。ただ、今では食べないのが普通と思えるようなりました。友人と外食した際等、素材ダイエットができなかった場合、如実に体重に現れます。ハンバーグ定食、カレーライス等、かつ丼等付き合いで食べると体重が増えるか落ちにくくなります。ただ、これも心がけ次第で対応できます。

居酒屋に行けば500円以下という制約はありませんが、素材ダイエットはある程度可能となります。「キャベツの千切り」一つにしても、マヨネーズ、ドレッシング、ソース等調味料のバリエーションを変えることで、同じ素材でも数種類の味を楽しむことができます。最初の1ヵ月は、体重計の数値が目に見えて下がっていくので、モチベーションが高く取り組めるのですが、それ以後は、本当に緩やかに減少するためモチベーションの維持が課題になります。体重計に毎日のっても意味がなく思えますが、のり続けることが成功のカギです。

8. ダイエットする前太っていて辛かったことを具体的に教えてください。(どんな出来事があり、どう感じたのか。シチュエーションやその時の思いなど、出来るだけ具体的にたくさん書いてください)

太っていることで、体への負担が掛かっていたのは明らかです。

少しの距離を歩いたり、走ったりするだけで膝が痛くなりました。慢性的な腰痛にも悩まされ、肉体的な負担が大きかったと思います。私の場合、睡眠時に首の贅肉が気道を閉塞することで無呼吸状態になると診断されました。1時間に20回以上、呼吸停止の状態があれば「重度」と診断されるのですが、私は1時間に50回以上呼吸が止まる状況で深刻な問題でした。

睡眠時無呼吸症候群は、起きている時、眠気に襲われるだけの病気ではありません。睡眠時に呼吸しないことにより、全身に酸素が行き届かない状況が続くことで身体に様々な弊害がでます。私の場合、心臓に負担がかかったようで狭心症を患いました。糖尿病、高血圧等、肥満特有の疾患は勿論、精力の減退が自覚できたので調べて貰うと、精管が石灰化しており精子が流れにくい状況で、子供は難しいと言われました。太っていることが原因で睡眠時無呼吸症候群となり、じわじわと体を蝕んでいたようです。

ダイエットをしなければ、本当に10年で40%の確率で死ぬかもしれないと恐怖を感じました。私にとってダイエットは本当に死活問題だったのです。私はこのことを悩み会社を辞めました。それが一番辛かったことかもしれません。その他、年に一度メタボ検診があるのですが、100cmを超えており会社から自己管理が疎かだと言われ続けていました。健康診断の血液検査でも肝臓や血糖値の数値が悪くまた指摘事項も多く、一枚で収まるはずの検診表が二枚になったこともありました。再検査も受けたりと、その度に生活習慣の改善を促されるのは精神的に辛く感じました。自分的には普通の生活を営んでいるつもりでしたが、普通ではなかったのでしょう。週のほとんどが外食で、深夜どきの食事もあたり前。規則正しい生活とはかけ離れた状況で毎日過ごしていました。金銭面では、太ることでスーツ代の出費が痛かったです。スーツはジャケットは問題ないのですが、パンツはウエストがきつくなり、いつも締め付けられながらの生活で、脱ぐと解放感に満ち溢れる状況です。まだ全然着れるのに、サイズが合わなくなったことで買い替えたスーツは10着を越します。スリムな時代に付き合い始めた彼女も、あきれ顔でお腹をポンポン叩かれた時は、とても腹が立ちました。「中年なんだから当たり前」いつも私は言訳ばかりしていました。父親の体格がよかったので、遺伝だと言い続けていましたが、「単にやる気がないだけ」と一括されました。今思えば、彼女の言う通りかもしれません。

9. ダイエットに成功して良かったことを具体的に教えてください。

ダイエットをして良かったことは、何といっても健康を取り戻したことです。

睡眠時無呼吸症候群の原因だった首回りの贅肉はとれ無呼吸が改善されました。数値で言うと首回りが45cmから40cmへと5cmサイズダウンしました。

定期的に血液検査をしているのですが、ダイエットが進むにつれ数値が正常値へと全て改善しました。血圧の薬やコレステロールの薬も服用していたのですが、今は何の薬も飲んでいません。痩せたことでの健康面でのメリットはとても大きいことを実感しました。

健康になると同時に体型がスマートになったことから服などお洒落に目覚め始めました。

今まで量販店でも数少ない商品から選んでいたスーツも、百貨店のブランドスーツでもサイズが合うようになり衝動買いしてしまいました。ブランドスーツの価格は、量販店の数倍以上の値段がしますがダイエット成功のご褒美です。何よりもこの1年間で浮いた食費代を考えればブランドスーツの一着や二着、余裕で買えます。外食に頼っていた食生活から「1日500円素材ダイエット」へ転換することでの金銭的メリットは本当に大きなものです。

首回りが40cmになったことで、既製ワイシャツの品数も多く、お洒落なものを低価格で購入できるようになりました。太っている時は眼鏡が似合わないので、いつもコンタクトレンズを装着していました。顔もシャープになったので、似合わなかった眼鏡もサングラスも今では掛けることができます。普段の眼鏡も色付きのレンズにし、今では出かける度に眼鏡を着替えるようになりました。サングラスを除く眼鏡だけで、痩せてから10本以上購入しました。眼鏡は人の印象を変える絶好のアイテムだと今では思えます。

ファッション情報等見る気もありませんでしたが、ネットで情報を収集し年齢にあったお洒落を心掛けています。私は50歳にして独身、今では無職ですが以前より「女性うけ」が格段に良くなりました。太っている時は、いくらお洒落をしてもお笑いにしかならなかったのですが、今ではそれなりに恰好がつきます。

映画やドラマに出てくる俳優を真似たファッションを取り入れたりすると、「俳優の○○さんみたいなファッションだね」と友人に言われたこともあります。「チョイ悪おやじ系」のファッションなので、俳優名までは当たることはありませんが、その類の俳優名を口にします。50歳になりファッションに目覚めるとは、夢にも思わないことです。はたから見れば「イタイおやじ」と見られるかもしれませんが、自分なりにファッションを楽しんでいます。

ファッションを変えたことで、年齢が若く見られることが多くなりました。少なくても5歳、多いと15歳程若く見られます。太っている時は、年齢不詳とか若く見られることは殆どなかったので、若く見られることの快感は人よりも大きいものと思います。

自分に自信が持てるようになり、自分では気づきませんでしたが、態度や言動が変わったと友人によく言われます。自分で意識していないところでも、大きな変化があるようです。もっと若いうちにダイエットするべきだったと、特に健康面ではとても後悔していますが、太って嫌な思いをした期間が長ければ長い程、ダイエットが成功した際の喜びは、とても大きなものになることと思われます。外面的な変化以上に自分の内面的なものの変化が、今後の人生を大きく左右するものと思います。何かを得る為には、何かを失う覚悟が必要です。得たものばかり書きましたが、仕事という大きな代償を失っているのも事実です。仕事と両立できれば一番良かったのですが、正直難しかったと思います。生活習慣を見直すことは、並大抵の努力では変えられないのも身に染みてわかりました。

10. ダイエットしようと思っているひとのモチベーションが上がるような励ましの言葉を述べてください。

私がダイエットに挑んだきっかけは病気の克服が目的でしたが、思わぬ「おまけ」がついてきました。

一つはお洒落であり外面的な変化と、もう一つは自分への自信という内面的な変化です。

私は今も継続してダイエットに取組んでいますが、完全に「おまけ」目的です。今ダイエットを試みている方の多くは、外面的なスタイルの変化を望んでいることと思われます。その方々にとっては、「内面的な変化」と「健康」と言う素敵な「おまけ」がもれなくついてきます。特に「健康」は目に見えにくいもので、病気になって初めてその有難味がわかるものです。手に入れた実感は感じにくいと思われますが、長い人生において大きな成果となることでしょう。ダイエットは、人それぞれ目標が異なります。私は医師により「10Kgの減量」という明確な目標を示されました。目標が明確化されたことで、それに向かい努力することができたと思います。目標は自分自身で自由に決めることができる分、目標値を決める際は注意が必要です。私も最終目標は10Kgでしたが、3Kg、5Kg、7Kg・・・・と目標を刻みました。目標を刻むことで達成する毎に自信を持ち、その積み重ねで12Kgまで到達しました。成功の積み重ねが大きな成果を招くことを知りました。

無理のない目標を設定することもダイエット成功のカギを握ります。

ダイエットを始めようと考えている皆さん、想像してみて下さい。お洒落でスタイリッシュな容姿、健康で自信に満ち溢れたあなたの姿を・・・・きっとその後の人生が、大きく変化することは間違いありません。